山岳地帯にもいよいよ春が訪れ、冬が思い出へと変わりつつある最初のサインが自然界だけでなく人間の営みからも届いています。数日前からPasso Stelvioでの除雪作業が始まりました。これは高地でも雪解けが始まり、充実したウィンターシーズンに幕を下ろして夏への準備を始める時期が来たことを告げる合図です。
2012年11月以来、春の到来を待つ自然の宝箱のようにPasso dello Stelvioを守り続けてきた高さ2m以上の雪の壁を押し退けながら、重機(Caterpillar)が懸命に道を切り開いています(リアルタイム映像を見る)。これからブルドーザーや除雪車がフル稼働し、標高2700mまで続く道路の開通と広場の除雪、そして交通の復旧を進めていきます。
Stelvioの冬は峠の完全閉鎖が必要になるほど厳しく、猛烈な寒さとわずか数日で何メートルもの雪を降らせる冬の豪雪に対処することは不可能です。春になってようやく最初の除雪車両が雪の中へと分け入り、数週間にわたる除雪作業が始まるのです。
冬から春にかけてたっぷりと降り積もる雪は、イタリア屈指の氷河でありサマースキーの名所としても名高い標高3000mの氷河にとって重要な資源となります。
実際、Stelvio氷河はイタリアのみならずヨーロッパ全体で見てもサマースキーの最後の砦の一つであり、豊富な降雪量、高い標高、そして寒気を受けやすい立地によって夏にスキーを楽しめる最高のリゾートの一つとなっています。氷河は古い氷体を損なうことなく8月中旬まで良好な状態を保ち、一般の観光客だけでなく、冬季の大会に向けて夏の間トレーニングを行う各国ナショナルスキーチームの選手たちにも完璧なゲレンデを提供します。
Val Senalesがサマースキーの営業終了を決定し、多くのスキーヤーやスノーボーダーが代替地を探すことになった2013年夏、ここはイタリア人スキーヤーにとって最も重要な目的地の一つとなります。イタリア国内でサマースキーを楽しめるのは、CerviniaとPasso Stelvioの2ヶ所のみとなります。
今冬の降雪量は例年並みで記録的な水準ではなかったものの、春の気象予報を見ると氷河上の「資源(雪)」のさらなる蓄積が大いに期待できそうです。実際、今後数週間は高地で強い降雪が予想されており、わずか数日で1m以上の新雪が積もる可能性があります。
リフトの営業開始日は2013年5月31日に決定しており、恒例のオープニングイベント「White Feeling Ski Adventure」とともに幕を開けます。たっぷりと積もった新雪を楽しむため、多くのスキーヤーが高地へと足を運ぶことでしょう。
雪の多い春と穏やかな夏になることを願うばかりです。
お役立ちリンク:
» Passo Stelvio 雪山ライブカメラ




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