冬季における冬用タイヤ装着またはタイヤチェーン携行の義務をめぐる長年の混乱は、イタリア運輸省の通達によってようやく収束を迎えたようです。2013年春に同省から発出された通達により、これまで毎冬のようにイタリア中のドライバーを悩ませてきた何百もの自治体ごとの条例が事実上一本化されました。
これにより、郊外のすべての道路区間において、自動車(二輪の原動機付自転車およびオートバイを除く)は冬用タイヤの装着またはタイヤチェーンの携行が義務付けられることが正式に定められました。
なお、原動機付自転車およびオートバイについては、路面に凍結や積雪がある場合は走行禁止となります。また、冬用タイヤを選択する場合は、4輪すべてに装着することが規定で義務付けられている点に注意が必要です。
同通達では、各地の条例を統一するため、義務化の対象期間を11月15日から4月15日までと定めています。
通達文書の内容は明確です。11月15日から4月15日までの期間、イタリア国内の対象道路(積雪や凍結の恐れがあり、専用の道路標識で示された区間)を走行するには冬用タイヤの装着またはチェーンの車載が義務付けられます。この明確なルールにより、昨冬まで県ごとに異なっていた条例に伴うあらゆる問題が解消されます。
運輸省は各道路管理者による若干の変更を認めているものの、基準となる対象期間を短縮することは認められておらず、この通達はイタリア全土に適用されます。
統一化に伴う注意点
ルールが明確化されたことはドライバーにとって歓迎すべき点ですが、一方で今回の統一化により、一部の県でこれまで定められていた期間よりもチェーン携行または冬用タイヤ装着の義務期間が長くなった点には留意が必要です。義務化が11月15日から始まり4月中旬まで続くため、イタリアの一部の地域では少し不便に感じられる場面もあるかもしれません。
違反時の罰則
新しい規定に違反した場合は反則金や処罰の対象となり、具体的には80€から318€の罰金が科されるほか、運転免許の減点(最大3点)が科される恐れもあります。リスクを避けるためにも、トランクにタイヤチェーンを積んでおくことを強くおすすめします。



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