競技スキー

ステルヴィオ・コースで白熱のショー、ボルミオのワールドカップ滑降でパリスがライヒェルトと同タイム優勝

ワールドカップ Stelvio Bormio

ボルミオ ステルヴィオ ワールドカップ 「白いサーカス(アルペンスキー・ワールドカップ)」がイタリアへと戻り、ヨーロッパで最も過酷なコースのひとつであるボルミオ(Bormio)の「ステルヴィオ(Stelvio)」コースを舞台に熱戦が繰り広げられました!
世界屈指の難コースとして名高いこの名物コースは、標高3,000メートル付近から麓の谷まで標高差約1,100メートルを一気に駆け下ります。標高差とコース長だけでなく、上部エリアと下部エリアで雪質や光の当たり方が大きく変化する点もこのコースの大きな特徴です。

ボルミオのコースにとっては天候に悩まされた1週間だったものの、迎えた今日の男子滑降(ダウンヒル)は視界も極めて良好で、好調を維持するイタリア男子代表(アズーリ)にとっても絶好の条件が揃っていました。
スタート直後からステルヴィオ・コースは牙をむき、選手たちはフィニッシュまで耐え抜くために力強さと果敢な攻めを求められました。最大斜度63%、時速130kmを超える猛スピード、激しく変化する日陰と日向のコントラスト、さらに上部の比較的柔らかい雪から終盤の硬いバーンへと変わる雪質の変化が選手たちを待ち受けていました。

その中でイタリア勢は表彰台独占を狙うかのような快進撃を見せました。まずはドミニク・パリス(Dominik Paris)、続いてヴェルナー・ヘール(Werner Heel)がトップタイムを塗り替え、さらにクリストフ・インナーホファー(Christof Innerhofer)もミスがありながら粘りの滑りで3位に食い込みました!数分間にわたり中間順位はまさに「ヴァランガ・アズーラ(青い雪崩=イタリア勢の表彰台独占)」の様相を呈しましたが、有力選手たちがスタートし始めると上位陣の順位が激しく動き始めました。
1位ドミニク・パリス、2位ヴェルナー・ヘール、3位クリストフ・インナーホファーというイタリア勢の表彰台に襲いかかったのが、オーストリアのハンネス・ライヒェルト(Reichelt)とノルウェーのアクセル・ルンド・スヴィンダル(Svindal)でした。オーストリアのライヒェルトがパリスと100分の1秒まで全く同じ同タイムを記録して首位に並び、続くスヴィンダルも滑走中にミスがありながらわずか100分の1秒差の3位に迫りました。
この2人の強豪によってヘールとインナーホファーは表彰台から押し出されたものの、パリスのタイムは誰ひとりとして破ることができず、この驚異的な結果によってワールドカップ初優勝を手にしました!
レース終了時点の最終順位でも、Alto Adige出身のイタリア代表選手の優勝をはじめ、トップ11に4人のイタリア勢が入る見事な結果となりました。

いくつかの小さなミスはあったものの、イタリア代表は最高のレースを見せてくれました。一切の妥協を許さないステルヴィオ・コースに強い決意と全力の滑りで立ち向かい、抜群のフィジカルコンディションと、2013年のスキー・ワールドカップの主役になろうという強い意欲を証明してくれました。

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